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FBAの管理費がかさみ在庫処分を決めた個人出品者の買取事例【Bluetoothイヤホン 1,500点】

ECや通信販売に欠かせない「フルフィルメント」

「フルフィルメント」
ECや通信販売において、商品の在庫管理・注文処理・ピッキング・梱包など発送作業、
返品や返金・交換対応までの作業全体を指す言葉です。

フルフィルメント 画像はイメージです。

ECサイト開設のコストが下がり、
誰でもネットを用いた売買が可能になりました。
以前の買取事例でも紹介しましたが、
個人輸入などで世界中の商品の確保も敷居が下がったことで
副業・兼業的にECサイトを開設したり、
複数のプラットフォームで通販販売を運営する人も増えています。

参考:大手参入によりECサイトの閉鎖・在庫処分を決意した小規模ネットショップの買取事例【キッズ・ベビーのアパレル・雑貨3,000点】

 

物流のみを専門業者にアウトソーシングする
「3PL(サードパーティー・ロジスティクス)」とは違い、
商品受注から手元へ届くまでのお客様との接点をも担う「フルフィルメント」。

ECサイトで黒字を上げ続けるには
定期的に新しい商品を確保・提供することは必須ですが、
取扱商品数や発注数が増えたり、店舗数が増えれば増えるほど
在庫を保管する倉庫、発注管理や商品発送をする人件費など
この「フルフィルメント」の作業やコストも雪だるま式に膨れ上がってきます。

商品発送や購入者とのお金のやりとり、個人情報の管理など
おろそかにするとクレーム発生や顧客満足度の低下にもつながる一連の作業。
この部分を専門業者に外注することで、
より一層のサイト運営や別業務に集中する事が可能になります。

 

「フルフィルメント by Amazon(通称:FBA)」を選ぶ大きなメリット

通販サイト ※画像はイメージです。

国内でも「フルフィルメント」サービスを
展開する物流業者はありますが、Amazonが展開する
「フルフィルメント by Amazon(通称:FBA)」を
選択するサイト運営者は増えています。

参考:フルフィルメント by Amazon
https://sell.amazon.co.jp/fulfill/fulfillment-by-amazon

幅広い品種の通販や電子書籍配信だけにとどまらず
映画や音楽のサブスクリプション(コンテンツを一定期間だけ利用するサービス)など
多くの国内ユーザーを抱えるAmazon。

商品の保管から配送までをFBAに任せて
煩雑なECサイトの業務の一部を手放すことが出来る。
メリットはここだけには留まりません。

ECイメージ ※画像はイメージです。

日本企業の海外進出を支援するプログラムもあり、
アメリカ大陸やヨーロッパだけでなく、
インド、オーストラリア、シンガポールや中東などの海外にも販路が出来ます。
Amazonに出店することでビジネスチャンスを狙えると言っても過言ではないでしょう。

ニュースリリースによると、2020年は中小規模の販売事業者約16万社中、
8万社以上が「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を利用。

日本の伝統工芸品を創る工房がFBAを用いて世界進出をしたという話もあります。
より規模の広い市場を求め「せっかくならFBAを使おう」と検討している
販売業者様も増えているように思います。

Amazon.co.jpに出品する中小規模の販売事業者様に関するデータは以下の通りです。
(集計期間:2020年1月1日から2020年12月31日まで)

Amazon.co.jpに出品する日本の中小規模の販売事業者数は約16万社でした。
日本の中小規模の販売事業者様はAmazon.co.jpで5億点以上の商品を販売し、平均で毎分900個以上の商品を販売しました。
Amazon.co.jpで、商品の在庫保管・配送代行サービス「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を利用する日本の中小規模の販売事業者数は8万社以上でした。
Amazon.co.jpに出品する日本の中小規模の販売事業者様において、海外販売の商品販売個数は前年同期比で55%以上の増加となりました。

引用元:amazonのニュースリリース
Amazon、中小規模の販売事業者様の販売状況を発表 (2021/10/05)
https://amazon-press.jp/Top-Navi/RSS/Presse-release/amazon/jp/SMB/20211005_SMB-numbers/

「FBA」のデメリットに振り回される販売業者も

さて、FBAのメリットを語ってきましたが、
美味しい話ばかりという訳にもいかないのがつらい所です。

FBAは定められた条件を満たせば
商品の発送・保管・返送・返品手数料などが無料になりますが、
小口出品の場合は商品ごとに100円、
大口出品サービスは商品数に関わらず月額固定で4,900円の手数料が掛かります。
そこから長期保管料金なども差し引かれ、
一定の売上が見込めなければ
売っても売っても大きな手数料負担がのしかかってきます。

返品イメージ ※画像はイメージです。

最近では商品の受領や返送も遅延があるそうで
納品先の倉庫を変える、大手の配送業者を使う、
早め早めの納品を心掛ける…etc
FBAを利用されている業者様は
当初思い描いたようなメリットが得られない事もあり
色々と頭を抱えているようです。

AmazonでBluetoothイヤホンを出品していた個人の買取事例

Bluetoothイヤホン ※画像はイメージです。

AmazonでFBAを利用してBluetoothイヤホンを出品していた今回のお客様。
FBA管理費がかさんで赤字になったため、出品していた商品を引き上げる事を決意。
新規でご相談・買取依頼をいただきました。

FBAの返送は一括配送では無く、
バラバラと送られてくるため時間が掛かります。
返送はお客様側で受け取ってもらい、
品物が総て揃い次第、弊社倉庫に送って頂きました。
(その後、商品確認して代金振込)

買取商品:Bluetoothイヤホン 10種類
買取商品の上代:3,000~10,000円
買取数量:1,500点
買取単価:800円

再販規制:なし
再販路先:国内の小売店(規模大小問わず)

赤字がかさんでいたので、スピードを重視されました。
Bluetoothイヤホン10種類、各100~200点程の在庫量。
不良品率も0.01%未満と低く、製品自体の評価からみて800円/1点にて全量を買取。

FBAからの返送に時間が掛かり、
ご相談開始からお取引終了まで1ヶ月半程とはなりましたが、
「管理費や手数料も最小限で済みました」と喜んでいただけました。

再販規制は無かったため、
国内の小売店から希望数量の注文を受けました。
製品評価も良い品物だったので、大変好評でした。

「フルフィルメント」サービスは、FBAに限らず
よく売れているときは手間がかからなくて良いのですが、
売れなくなると赤字転落しやすいという欠点があります。

FBAは手数料が高めという事もあります。
受けるメリットが大きければデメリットも大きい。という事を踏まえ、
売上に対してコストがどれくらい掛かっているのかをチェックし、
不良在庫を引き上げたり定期的に在庫処分をするなど
赤字にならない・生まない工夫をしていくことが大事だと感じます。

もし在庫のやり場にお困りの際には弊社までお気軽にお問い合わせください。
中小規模の販売事業者様からのご相談もお待ちしております。

2022-02-21 | Posted in 在庫処分, 在庫買取

【著者紹介】 高橋隆亮高橋隆亮
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役

大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。