季節商品でも安心!空調服2000着の在庫買取事例と再販計画の成功ポイント
在庫を抱えたまま売り切れない商品、特に季節商品に頭を悩ませている企業様は多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、空調服製造メーカー様からの在庫処分事例です。
夏物として需要の高い空調服ですが、毎年余剰在庫が発生するリスクがあります。
特に今年は追加発注がなかったため、2000着もの空調服が余剰在庫として残ってしまいました。
しかし、私たちの在庫買取サービスを利用することで、利益を最大化することができました。
この記事では、どのようにして在庫買取が成功し、翌年の再販予定につなげたか、その過程とポイントを詳しく解説します。
季節商品を扱う企業様にとって、今後の在庫管理や処分計画の参考にしていただけると幸いです。
事例の概要
項目 | 内容 |
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商品名 | セット販売の空調服 |
セット内容 | 服、ファン、バッテリー |
数量 | 2000着 |
上代 | 1万円 |
買取単価 | 700円 |
再販予定 | ディスカウントストア、来年3~4月に売り出し |
再販売開始時期 | 来年6~7月の夏物シーズン |
商品は美品でしたが、季節商品のため、今夏での再販売に間に合わないため、買取価格は低くなっています。
来年度の夏物商品として売り出しを行うため、来シーズンまで倉庫での保管が必要となるためです。
買取に至った経緯
空調服の製造メーカーでは、毎年追加発注の可能性に備え、余分に生産を行っています。
また、製造過程での不良品見込みにも備えて、発注分よりも多く生産するのが通常です。
しかし、今年は追加発注がなく、余剰在庫が発生。このため、2024年7月に在庫買取のお問い合わせがありました。
主なポイント |
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不良品見込み・追加発注のために余剰生産 |
今年は追加発注がなく、余剰在庫が発生 |
季節商品のため、販売時期が限定される |
商品は、美品であるものの、季節商品のため販売できる期間が限られます。
査定のポイント
空調服の在庫査定には以下のような要素が考慮されました。
項目 | 査定における影響 |
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PSEマークの有無 | ついている場合、高額査定が可能 |
バッテリーの劣化状況 | 劣化していない場合、再販可能性が高まる |
再販のタイミングと市場性 | 夏物シーズンに合わせた再販売計画が重要 |
特にバッテリーの状態は大きな影響を与える要素であり、空調服は電気用品安全法のPSEマークがついているかどうかで買取価格が変わる点にも注意が必要です。
幸いにも、今回のバッテリーは良好な状態であり、査定も高評価を得ました。
買取と再販の計画
買取から支払いまでは迅速に進みました。
プロセス | 期間 |
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買取契約の締結 | 1週間以内 |
商品の受け取りと検品 | 3日 |
代金の支払い完了 | 2週間以内 |
再販先はディスカウントストアを予定しています。
来年3~4月に夏物として売り出され、6~7月に店頭に並ぶ予定です。
季節商品は、適切なタイミングでの販売が重要な要素となります。
季節商品におけるタイミングの重要性
今回の事例では、季節商品の在庫処分のタイミングが再販の成否に大きく影響しました。
もし6月中にお問い合わせがあれば、今夏での再販も可能だったかもしれません。
季節商品を扱う場合、在庫処分のタイミングは非常に重要です。
商品が店頭に並ぶまでには、1~2か月かかってしまいます。
そのため、季節商品の場合は、早めに在庫処分依頼を出すことをおすすめしています。
季節商品における注意点 |
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季節商品の在庫は、早めの処分計画が重要 |
適切な時期に処分を行うことで、買取価格の向上が期待できる |
再販タイミングは市場の需要と連動させるべき |
まとめ
今回の事例では、空調服製造メーカー様が2000着の余剰在庫を抱えることになり、その在庫を適切に処分するために当社のサービスをご利用いただきました。
季節商品であるため、再販のタイミングが重要であり、夏物として今季中に売り切ることができなかったため、来年の再販を見越して適切な価格で買取が行われました。
PSEマークの有無やバッテリーの状態が査定に影響する点や、再販先のディスカウントストアへの販売計画が再販成功の鍵となりました。
季節商品の在庫処分はタイミングが非常に重要であり、早めの相談が買取価格を上げる可能性があります。
余剰在庫をお持ちの企業様は、ぜひ早期にご相談いただき、適切な再販戦略を立てることが在庫処分の成功につながります。
ぜひ本事例を参考に、在庫の有効活用を目指ししてください。
お気軽にご相談ください。
【著者紹介】 大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役
大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。