老舗フォーマルメーカーの在庫買取案件【フォーマルウェア・雑貨4000点】
※2020/8/31更新
年々アパレル業界は厳しい中、今年のコロナウイルスの影響を受けて老舗フォーマルメーカーが倒産しました。
倒産後の破産管財競売に参加しました。
2020年のフォーマルウェアの売れ行き
フォーマルのレンタル業の台頭もあり、売上は近年減少傾向です。
特に2020年は、コロナウイルスの影響を大きく受けています。
テレワークが推進され在宅勤務が増加し、スーツの売れ行きは悪化しています。
加えてフォーマルメーカーの繁忙期となる3月~4月のフォーマルの売上は激減しました。
通常なら入学式・入社式で一年で一番売上が上がる時期に外出自粛が始まり、式典の延期やリモートでの開催が行われたため、フォーマルを着る機会が減っています。
加えて、通年行われていた冠婚葬祭なども人数制限や延期、リモートに変わらざるを得ない状況下のため、ウェアを新調する機会も減りました。
外出の機会が減るとフォーマルの売上は減少します。
逆に2020年は自宅で着られるリラックスウェアの売上は伸びています。
アパレルメーカーが倒産した場合
アパレルメーカーが倒産した場合、保有する会社の財産はすべて破産管財として破産管財人が管理することになります。
破産管財人は弁護士が担当します。
会社の財産が散逸しないように管理し、債権者に向けて財産を配分する手続きが行われます。
このときに処分できる不動産・動産があると競売にかけて売上を債権者に分配することになります。
アパレルメーカの場合、保有している在庫商品も競売の対象となります。
弊社のような在庫買取業者はこの競売に参加し、在庫商品の買取を行っています。
老舗フォーマルメーカーの在庫買取
コロナウイルスの影響で繁忙期の売上が見込めず、老舗フォーマルメーカーが倒産しました。
近年フォーマルは全体的に売上が低迷していたこと、一番の繁忙期に外出自粛が重なったことが要因でした。
倒産後の破産管財のオークションに商品在庫が出ていたため、入札形式で参加し買取しました。
フォーマルなので、ドレスや雑貨などカテゴリに分けて入札が行われます。
会場には30社ほどの買取希望の業者が来ていました。
弊社はウェアと雑貨の買取を行いました。
フォーマルウェア・雑貨
数量:4000点
商品単価:150円
【著者紹介】 大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役
大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。