輸入飲料水の在庫買取
今回は輸入飲料水を在庫買取した時のお話です。
輸入食品の販売を手掛けていらっしゃる会社からの依頼で、東ヨーロッパから飲料水を輸送中に取引先の小売店が倒産してしまったそうです。
数量にしてトラック10台分!と大量でした。
季節も秋で、シーズン的にも秋冬は飲料水の需要が減ってしまいます。
賞味期限は余裕がある商品でしたので、夏になればまた飲料水の需要が上がり、それまで待てば売り切ることは可能です。
ですが、在庫を倉庫に保管するため、夏までの半年間以上の倉庫の賃料を計算すると、かなり莫大なものになってしまいました。
なんとか販売できないかと模索されたそうですが、全量売り切る見込みが立たず、連絡をいただきました。
莫大な倉庫の賃料を払うよりは、今抱えている在庫を現金化したほうがコストカットになるとの判断だったそうです。
まず、商品URLをいただき仮見積しました。その後サンプルを送ってもらい、500ml飲料水72000本を1本あたり10円で見積し、承諾をいただきました。
今回は賞味期限にも余裕があったので、話自体は早く済みました。
以前の取引先の関係で販路制限をしてほしいとの要望がありましたので、地域外のロードサイドの量販店に販売することで決着しました。
今回は飲料水でしたが、賞味期限のある食品の在庫処分には神経質になってしまうお客様が多いです。
賞味期限内の販売をきちんとしてくれる、販売先を明示してくれる、明朗会計である、当たり前ともいえる対応をしない業者が存在するからです。
https://shoichi.co.jp/haiki1.php
お客様から、在庫買取を依頼して、変に高い見積を出されたが、それでも在庫処分できるならと依頼したのに、それ以降なんの連絡もなく、最終的には連絡が取れなくなってしまったという話を実際よくお聞きします。
悪徳業者やブローカーは、販売先の確保が出来ていないのに、在庫処分の見積を先に提示して、それから高く買ってくれる買い先を探します。
在庫処分の見積も相場よりも高額なもので、同業者としては許せません。
それに加えて、買い先が出なければ連絡なしにばっくれるという責任感のない対応を平気で行います。
食品の場合は賞味期限があるものなので、連絡の取れなくなった間も、商品の賞味期限は迫っているわけです。
お客様にとっては、不安な状態が続きます。
在庫買取.jpでは、依頼をいただいたお客様への進捗情報の連絡を必ずしています。
お客様を不安にさせないためにも、これは徹底させています。
当たり前のことですが、情報を社内でしっかり管理し連携しているので、取引先にも信頼を置いてもらえていると自負しています。
新規のお客様が弊社のリーピーターになりやすいのも、悲しいことですが、在庫買取業者の中にはいい加減な仕事をする業者が多いからだと思います。
今後も誠実な対応でファンを増やせるよう、努力していきます。
●お客様の声
依頼から在庫引き取りまでの対応が早くて助かりました。連絡をまめにいただけたので、安心感がありました。今後もお願いするつもりです。
【著者紹介】 大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役
大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。