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ネットショップ閉鎖のための在庫買取事例

在庫イメージ
昨今は閉店や店舗の撤退にともなう在庫買取の依頼が増えています。これも高度情報社会になって、消費者の審美眼が厳しくなっていることの現れでしょうね。価格だけでなく、機能性も重視され、なおかつファッションアイテムですので、デザイン性も流行も押さえないといけません。どんなビジネスを展開されている方にも言えることですが、なかなか厳しい世の中になってきましたね。

今回はネットショップの閉鎖に伴う在庫買取の事例をご紹介します。ネットショップは店舗を構えての事業形態より、テナント代や人件費などの固定経費を削れるので、ランニングコストを抑えての運営が可能です。起業もしやすいので、新しいショップが増えているのをよく目にします。ネットショップの場合、ランニングコストを抑えられる分、お客様に安価で商品をお届けすることが当たり前の条件としてあります。価格は商品選択の重要な基準の一つですから、ネットショップ間での価格競争が年々激化しているように感じます。ネットショップは店舗を構えての運営よりも、お客様への商品をお届けするまでのステップが少ないものです。そのため、安価に商品をお届けできますが、運営の必要経費に含まれる部分の価格変動はダイレクトに運営に影響を与えます。

ネットショップの必要経費の中には、商品の配送代が重要な部分を占めていますが、この送料が値上がりしてしまった場合、死活問題です。ランニングコストがかからないため、削れる経費の部分では無いので、送料の価格変動にネットショップオーナー様は常に悩まされていることが多いですね。送料の値上げについては、今後も継続して起こり得る現象なので、頭が痛いですね。

最近ではamazon ヤマトの運賃値上げのニュースもありました。
ヤマト、Amazon向け運賃を4割超値上げか

また、ネットショップは少人数で運営されている場合が多く、オーナー様がお一人でされているショップもあるくらいです。少人数で運営されているので、目が届かない部分も多く、在庫管理は後回しになっているショップも多くあります。今回の事例のオーナー様も、在庫の存在は把握されていましたが、その詳細はまったくわからない、という状態でした。

買取事例

『ネットショップを閉鎖するので在庫処分を依頼したいです。』と連絡をいただきました。オーナー様にお話を伺ってみると、アジアン雑貨専門のネットショップを経営していたが、送料の値上がりのため、ショップを続けていくことが困難で閉鎖を決断されたそうです。

未使用のファッションアイテムだと聞きましたので、買い取り対象であることを伝え、在庫の品目・状態を質問しました。そこでオーナー様から、自社倉庫で商品の発送作業をしていたので、在庫は自社倉庫にあるにはあるが、自分に報告が挙がっている数量と実際の数量に相違があるようですと言われました。少ない人員で、なかなか在庫の管理の徹底までは難しいものですよね。弊社では、買取品の整理・仕分けもお引き受けしますのでご安心くださいとお伝えしました。とりあえず、オーナー様の手元にある在庫品のリストを送ってもらい、見積を作成しました。実際の品目・数量の確認は、弊社スタッフを派遣して行いました。230万円で、アパレル10000点の買取でした。

お客様の声

ネットショップ閉鎖のため、在庫品を処分したかったのですが、在庫の詳細が不明でした。確認するための人員もいないし、倉庫も解約しないと賃料がかさむので早く決着させたいと思っていました。倉庫の整理にスタッフの方を派遣していただけたので、早く片付いてほっとしました。

2017-10-02 | Posted in 在庫買取

【著者紹介】 高橋隆亮大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役

大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。