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食品メーカーの賞味期限切迫による在庫買取事例【レトルト食品(カレーや丼の具など)約5000点】

 

誰もが一度は利用したことのあるレトルト食品。さまざまなジャンルや種類が発売されており、スーパーやコンビニの売り場にずらりと並んでいるのをよく目にします。

また、以前は美味しさよりも便利さが魅力だったレトルト食品ですが、最近ではおいしさの方にも注目が集まっています。

人気店のメニューが商品化されていたり、有名なシェフが監修しているものがあったりと、高品質でおいしい物が増えています。

それ故ギフトにもぴったりなレトルト食品。手軽においしいものが食べられるので、老若男女問わずたくさんの人に利用されています。

 

しかしレトルト食品も日持ちが良いとはいえ賞味期限が設定されているので、使わなければいずれは商品としての終わりが来るもの。

今回は賞味期限が迫ったレトルト食品の在庫買取事例をご紹介します。

レトルト食品が人気なワケ

レトルト食品が人気な理由に、“種類の多さ”“味の幅広さ”が挙げられます。
カレーやパスタソースだけでなく、中華丼・親子丼・釜めしの具材・シチュー・おかゆ、そしてベビーフードから介護食など、幅広い領域で展開されています。
また、味や形状の種類も多く、個人の好みに合わせてチョイスができるという点がたくさんの人の心を掴んでいます。

商品の種類が多いため、企業が狙うターゲット層としては小さな子どもからお年寄りまでと広く捉えることができます。
そのため市場規模も大きくまた進化を続ける業界であるため、企業としても力を入れたくなる事業であると言えるでしょう。

レトルト食品のローリングストック

みなさんは『ローリングストック』という言葉を聞いたことがありますか?
案外意味は知られていませんが、実は多くの人が実際にやっている行動です。

ローリングストックとは…
『常生活の中で古いものから順次消費し、消費した分だけ補充するといった、非常食の鮮度を保つための方法』
です。
実生活の中で例えるなら、レトルトカレーを自宅に多めにストックしておいて、古いものから食べつつ、少なくなったら新たに買ってストックを補充する。
そんな方法です。

この行動にはたくさんのメリットがあります。
■普段の買い物行動で災害に備えらえる
■日常でも非常事態でも使えるのでレトルト食品が無駄にならない
■非常時にも普段の食事が味わえる
■食事が確保されているという安心感が得られる

このように、ローリングストックを実践していくとたくさんのメリットがある事が分かります。
もしまだ実践していない方がいればぜひ試してみてくださいね!

【今回の処分事例】


今回は、とある食品メーカーさんからレトルト食品の在庫処分のお問合せをいただきました。
種類は中華丼の具などさまざまで、賞味期限が切迫していたためお急ぎでの対応をご希望でした。

【買取事例概要】

・買取商品:レトルト食品(カレーや丼の具などさまざま)
・買取数量:約5000点
・買取単価:約100円
・買取総額:約50万円
・再販規制:一般のオンライン販売はNG(あまり目立ちたくない)
・再販先:自社直営店舗、自社直営会員限定サイト
・相談開始から現金お渡しまでの期間:約2週間

【食品メーカーに関わる3分の1ルール】

今回のお客様が在庫処分にお困りだった背景には、“3分の1ルール”というものが関連しています。
食品メーカーは小売店などに対して、賞味期限が残り3分の1になる前に納品する商習慣があるのです。これは法律ではありませんが、古くから存在する業界でのルールであり現在でも多くの場面で適用されています。
そのため、賞味期限2~3ヵ月を切ったレトルト食品は通常販路に乗せられないため、在庫として残ってしまいました。

【再販経路に対する危惧】

在庫として残っている商品は、同時期にコンビニや大手スーパーで販売中の商品のため、オフラインでの販売を希望されました。
インターネット上での目立つ再販は、検索されるとヒットしてしまい、現行商品の場合は市場に影響を与えてしまう可能性があるからです。
また、値下げされたセール品が大量に出回ってしまうと、通常のコンビニや大手スーパーといった販売店と競合してしまい、取引先の売り上げにも影響が出てしまうことが懸念されます。

【当社の対応】

世間からあまり目立たない状態での再販を希望されていたため、当社直営店舗での販売と、当社直営のワケあり商品の会員限定サイト(https://fashionoutlet.jp/)での販売等で、制限を設ける条件でお見積りをお出ししました。

お客様が市場への影響を気にされていたため、何か問題があった場合に迅速に対応ができる当社直営店(実店舗・会員限定サイト)でしたら、お客様に安心していただけると考えこのようなご提案となりました。

結果、直営店舗はミセス向けのレディースアパレルをメインで取扱うため、お得な食品はサイトユーザーと相性が良く、売れ行きが好調です。
また、会員限定サイトも訳あり商品を販売しているため、新商品として人気が出ています。

お客様より、
“賞味期限が切迫していたため、急ぎで処分したかった。オフラインでの再販、市場に影響を与えない形での在庫処分を希望していたため、良い提案を受け入れて良かった。”
との嬉しいお言葉をいただきました。

まとめ

賞味期限切迫食品や大ロットもお任せください!
当社はアパレルや雑貨以外の在庫処分も多数承っています。再販経路は多数ご用意しておりますので、その中からお客様に最適な販路のご提案が可能です!
また、ブランド毀損や市場への影響を不安視されるお客様には、できる限りご要望に寄り添い、取引条件の遵守を行っておりますので安心して当社にお任せください。

2024-03-10 | Posted in 在庫買取, 食品

【著者紹介】 高橋隆亮大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役

大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。