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デパート催事不振による返品在庫の買取事例【レディース手袋500点】


今回、買取事例でご紹介させていただくのは、デパート催事の売れ残りの戻り品です。
デパートには催事会場があり、シーズンごとにさまざまな催事が行われます。
そこでは、売れ残り品もあれば、催事用で生産した商品もあり、在庫をしっかり持って開催することが多い特徴があります。
今回は、定期で行われるデパート催事用の商品を生産しているメーカー様から、売れ残りの返品在庫を買い取らせていただきました。
商品はレディース手袋です。

コロナ禍によるデパートの売上が低迷


コロナウイルスの感染拡大の影響で、外出自粛や休業、時短営業などでデパートは苦戦を強いられました。
想定を超える売上の低迷が続き、たちまち赤字となる百貨店が増え、全体の約8割にもなったといわれています。
コロナウイルスの影響で百貨店の不況は続き、大手百貨店が閉店するといった事態を招いています。
百貨店催事も同じく軒並み中止が相次ぎました。百貨店側は、この催事でシーズンものを大量消化する見込みを立てているため、中止となれば販売利益が見込めません。
在庫の行き場がなく、大量に在庫が余ってしまう事態が発生します。

また、新型コロナウイルス感染拡大がすべての原因ではなく、それ以前からも百貨店が縮小傾向になっていたともいわれています。
たとえば、ファミリー層による百貨店離れ、顧客層の高齢化などが原因となり、以前のように百貨店がトレンドをつくるような時代ではなくなってきています。

デパートの委託販売とは?

デパートは、催事のみならず商品納入業者から委託販売で商品を仕入れることが多々あります。
委託販売とは、商品が売れた段階で仕入れ金額を支払う方法です。
商品が売れるまでは納入業者にお金は払われません。
そして、売れ残ったものは納入業者に返すことができます。
すべてのデパートがそうではありませんが、「最終メーカーに返品できる」といった安心感から大量にオーダーすることがあります。
何がどれくらい売れるかはある程度予測していても、どうしても売れ残りは出てしまいます。

とくに、シーズンものは残りやすい傾向にあり、手袋やマフラーなどはある程度日が経つとぱたっと売れなくなるものです。
シーズンものが大量に戻ってくると、それ以降はシーズン外になってしまうため再販して捌くことができません。
「来年に持ち越して……」というメーカーも少なくないですが、トレンドが変わっているため翌年に再販してもまた売れ残ってしまうという悪循環に陥ってしまう恐れがあります。

シーズンものの在庫処分は期末までに行うのがオススメ

手袋などのシーズンものは、その年度内に在庫処分を行うことをおすすめしています。
シンプルなデザインなら次年度に持ち越しても販売できるかもしれませんが、仕入れ・生産コストが発生しているためキャッシュフローが悪くなってしまいます。
毎年繰り返していくことで、在庫数が増加しキャッシュフローの悪化を招いてしまいます。
トレンドに沿った商品は、在庫処分されると高額で買取が可能です。
それも含めて早めの在庫処分をおすすめします。

レディース手袋の在庫処分事例


デパート向け商品のメーカー様から在庫処分のお問い合わせをいただきました。
デパート催事向けのレディース手袋が、返品されてきたため買い取りをしてほしいとのご相談です。
コロナウイルスの影響でデパート催事は不振が続いています。
催事は再開されていますが、まだお客様の戻りは鈍いようです。
デパート催事を行う際は、ある程度の商品数が無いと成立しないため、今年は返品数が多かったそうです。

商品はデパート向けに生産されているため、品質が良くデザインも流行に乗ったものでした。
デパート専用商品のため、ブランド毀損を避けるためにタグカットも行いました。
手袋500点で40万円で決定しました。

再販売先は小売りチェーン店に決定しました。
デパート向け商品のため、客層が異なる販路を提案させていただきました。
ブランド毀損の恐れがあるためタグカットを行いましたが、デパート向けのため高級感があり上品なデザインです。
店舗でも人気ですぐに完売したそうです。

【レディース手袋】
・上代 6000円
・数量 500点
・単価 800円
・再販先 小売チェーン店

ブランド毀損なしの在庫処分

在庫処分をされる際に一番懸念されるのが「ブランド毀損」です。
商品が低価格で市場に出回ると、ブランドの価値を下げてしまい、マーケットに多大な影響を与えてしまいます。
弊社はクライアント様の希望に沿いながら、タグカット、タグの付け替えや海外での再販売などを行い、ブランド毀損を起こさない在庫処分を行っております。

【ブランド毀損を起こさないため弊社が取り組んでいること】
・販路規制
・タグカット
・海外での販売
・寄付

タグカットすることで、ブランド名がわからない状態にして国内で再流通させることができます。
ネット販売や既存の販売ルートを避けるなどして再流通させるので、安心しておまかせください。
国内での販売に不安なクライアント様は、海外での流通も可能です。
とくに、ブランド独特のデザインやマークなどが商品に顕著に入っている場合などはご相談ください。
また、近年では、売れ残りを廃棄することを考慮した寄付も注目を集めています。
アパレル在庫の廃棄される量は何千万トンもあるといわれており、SDGsの観点からも社会的な問題になっています。
廃棄ではなく寄付するという形を取ることで誰かの役に立ち、環境問題にも貢献することにつながります。

弊社はアパレル在庫処分のイメージが強いですが、手袋などのファッション雑貨も得意分野です。
シーズンものの処分もお任せください。
お見積もりご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

2023-03-20 | Posted in アパレル, ブランド品, 在庫処分, 在庫買取

【著者紹介】 高橋隆亮高橋隆亮
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役

大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。