大量の輸入菓子の買取事例
今回のお客様は輸入食品の仕入れ販売を行っている業者様です。お問い合わせをいただいた内容は輸入菓子の在庫が賞味期限が迫っていて、なんとか現金化したいというものでした。
お菓子はインド産のもので、内容は様々。
数量は4tトラックと10tトラック各1台というかなりの数でした。
これだけ大量にあって賞味期限が1か月を切っていました。
商品としては、パッケージもかわいいですし、悪くないと思うのですが、販売店で売れ行きが悪く、在庫として保管して気が付けば賞味期限が迫っていたそうです。
廃棄するのももったいないので、なんとかならないかと相談いただきました。
賞味期限がかなり切迫しているので、販売先を見つけるのにいちばん苦労しました。賞味期限切迫商品を扱う食料品販売店も取引先にありますが、これだけの数量だと期限内に売り切るのはまず不可能です。お客様の承諾をいただいて賞味期限切れの商品を扱う販売店もありますが、やはり数量が多すぎて難色を示されました。
在庫の販売先を探します
そこで、社内で企画を出し合い、色々なアイデアをまとめました。とにかく時間が無いので、時間をかけずに商品を消化できる方法を色々と話し合い、その中で、お客様感謝のノベルティとして配布してみるのはどうか?という案が出ました。
これなら、配布のみで簡単ですし、賞味期限内に消化ができそうだと採択しました。
早速、弊社のお得意先数社にこの企画で売り込みをしました。
何社か御断りも受けましたが、得意先の中の1社が『面白いね、それ』と好感触。
こちらは某小売店なのですが、来店者に配りたいと言ってくださいました。
1社で全量を購入していただき、賞味期限内にお客様にノベルティとして配ってすべて消化できました。
お店の利益としてはゼロですが、宣伝広告として使うということで、店舗SNSや店内ポップでノベルティを告知しました。
そして、結果的には店舗への来店者数が実施月は増え、売上増加に繋がることができたそうです。
お得意先からも、来店客も喜んでくれて、店舗にとってもよい宣伝広告になりましたと感謝されました。
これだけの数量の在庫買取のお問い合わせを受けたときはどうなることかと思いましたが、最終的に多くの方に喜んでいただけるかたちになり、本当によかったです。
4t車1台、10t車1台を一式で25万円の買取でした。
お客様の声
切迫商品だったので、廃棄も仕方ないと思っていましたが、アイデアひとつでこうも変わるものかと感心しました。在庫も無くなり助かりました。
【著者紹介】 大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役
大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。