廃業に伴う在庫買取の事例(前半)
以前に廃業による在庫買取について書かせて頂きましたが、同じく廃業で、また少し違ったタイプの在庫買取のお手伝いをさせて頂くことがありました。今回はそちらのお話を書かせて頂きます。
廃業に伴う在庫買取の事例 ~静岡のアパレル小売店の場合~
今回は、廃業に伴う在庫買取のご相談をいただいた、静岡県にて10店舗のアパレル小売店を経営されていたお客様の事例をご紹介します。このケースでは、遠方かつ商品の種類や量が多かったため、現地に伺ってお手伝いさせていただきました。同じ「廃業による在庫買取」といっても、ケースによって状況は様々です。今回の事例では、特に印象的なエピソードも含まれていました。
ご依頼の背景 ~廃業の決断と在庫買取の相談~
お問い合わせをいただいたのは、静岡県でアパレル系小売店を経営されていたご家族でした。もともと社長として店舗を運営されていたお父様がお亡くなりになり、その後を継がれた御子息が閉店を決断されました。
経営していたのは10店舗の古いタイプのブティックで、主に高価格帯の商品を扱っていたそうです。しかし、お父様の経営方針として「値引きをしない」という強い信念があり、経営が傾き始めた後も価格を下げることなく運営を続けていました。その結果、在庫が増え続け、店舗閉鎖に伴いその在庫の処分に困られたことが今回のご相談のきっかけでした。
現地でのヒアリング ~在庫の特徴とご家族の想い~
現地へお伺いし、まず御子息と直接お話をさせていただきました。
ブティックでは主に女性向けの冬物商品が取り扱われており、1点あたりの価格は非常に高額でした。例えば、女性用のコートには10万円の値札がついているものもありました。お父様は長年の経営経験から、「品質の良い商品は値引きする必要がない」という考えを持ち、値段を下げずに販売を続けてこられたそうです。
御子息は、その姿勢を尊重しつつも、店舗運営が困難になった現実を受け入れ、閉店を決断されました。そのうえで、在庫の買取を通じて店舗整理を進めたいということで、当社にご依頼いただきました。
倉庫の状況 ~多種多様な商品が所狭しと保管~
倉庫に足を踏み入れると、所狭しと保管された商品が目に飛び込んできました。セーター、ワンピース、コートなど、多岐にわたる商品がびっしりと並べられており、特に冬物が目立っていました。
これらの商品はすべて高品質で、保管状態も良好でしたが、商品の量と種類の多さから、お客様自身での処分や管理は非常に困難だったようです。
アパレル商品の在庫買取は弊社では最も多く取り扱い、得意としています。今回の倉庫を拝見すると、セーターや、ワンピース、コートなどが所狭しと保管されていました。次回の記事は、いよいよ倉庫内へお邪魔し、在庫処分品を拝見。在庫処分品の内容や、量、状態、私ども在庫買取.jpは、どのようにして引き取らせて頂いたのか・・・?そういった在庫買取の流れも含め書かせて頂きます。
廃業による在庫買取でお困りの方へ
在庫買取.jpでは、アパレル商品をはじめ、さまざまな業種の在庫買取に対応しています。廃業による在庫整理でお困りの方も、ぜひお気軽にご相談ください。
お問い合わせは無料!
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どのような状況でも、お客様にとって最適な解決策をご提案いたします。お問い合わせはいつでもお待ちしております。
【著者紹介】 大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役
大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。