在庫買取時に気をつけている点~ネットショップ
在庫品の再販売ルートとして、大きく分けて3つの販路があります。
- 1 実店舗
- 2 ネット販売
- 3 海外
細分していくと、実店舗でも弊社店舗、提携店、アウトレット店など販売先は分かれますが、大まかに分けると上記3つになります。
この中から、お客様との打ち合わせから商品ごとに最適な販路を選んでいきます。
今回は特にネットショップからの在庫買取を行う際に在庫買取.jpが気をつけているポイントをご紹介します。
買取時に気をつけている点
■ネットでの再販売について
買い取った在庫品をネットで再販することで、依頼主様のサイトと競合してしまうことがあります。
ですので、必ずネットでの再販についてお伺いしています。
ネット販売NGであれば、ネット以外の流通で在庫品消化を行います。
ネット販売OKの場合でも、販売規制について、細かくヒアリングをしています。
■一括買取りにこだわる
ネットショップ運営では、店舗の経費がかからないため実店舗よりも安価に商品をユーザーに供給できます。
ですが、店舗が無いということは商品の保管スペースが極端に少なくなります。
保管用の倉庫を保有しているネットショップもありますが、保管スペースは限られます。
在庫品を一括で引取させていただくことで、新しい商品の保管スペースを確保できます。
■商品仕分けも在庫買取.jpで
ネットショップは、少ない人数で運営しているため、在庫品の管理ができていないケースが多くあります。
在庫品のリストはあっても、検品・仕分けができていない…という相談がよくあります。
在庫買取.jpでは、商品リストのみで見積対応しております。
商品の検品・仕分けができていない場合は、引取後に弊社で行い、結果報告をさせていただいています。
買取事例
■楽天SHOPの廃業
中国などで既製品を仕入れて、日本の楽天Shopで販売されていましたが、このアパレル不景気の為、廃業を余儀なくされ連絡をいただきました。
品質表示などは中国語のままでした。
アパレル以外に、コスプレ用の商品なども混在している状態でした。
商品ごとに仕分けをし、それぞれ得意分野のお客様に販売して買取完了しました。
商品点数:1200点
買取価格:単価100円
■水着の買い取り
今年は冷夏のため水着の売れ行きが悪かったです。
いつもは5月くらいから売れ始めますが、今年は6月に入っても気温が上がらず、更に梅雨が遅れたため7月に入っていきなり在庫処分を検討する事になってしまいました。
ネットショップで絶対売れ残りそうな部分のみ在庫処分することにし、ご依頼をいただきました。
ネット販売NGという販売規制をつけて、自社サイトのライバルにならないようにしました。
シーズン中の在庫処分となりましたが、早めに処分することで在庫のプレッシャーが減り楽になったとのお話でした。
全6000セット中の4000セットを在庫買取させていただきました。
商品点数:4000セット
買取価格:1セットあたり600円
【著者紹介】 大林 洋
株式会社ワールドトレードジャパン代表取締役
大学を卒業後、アパレルネットショップを開店。
7年後、在庫問題に悩まされ、個人事業主として在庫処分業を始める。
2013年株式会社ワールドトレードジャパン設立。
その後年間約200社以上の企業の在庫買取に携わる。