アパレルの展示会のサンプルを売却したい
一般の方はアパレルの展示会のサンプル品と聞くと『?』の方が多いです。ですが、アパレル関係のお仕事をされている方なら、ピンと来ると思います。
そもそも、アパレルの展示会は、ブランドやメーカーが自社の取引先やアパレル品の買い付けをするバイヤーを呼んで、来季のアイテムを提示しながら、作成した製品に対して意見をもらう場、商品の購入・発注をしてもらう場です。いわゆるアパレルの商談の場ですね。それに加えて、スタイリストやファッションプレス関係者へ、来季の自社商品をお披露目する場でもあります。
この展示会の場で、買い付けに来たバイヤーは、販売店の来季のコンセプトに合っているアイテムを選んでいきます。この際、取引先・バイヤーからブランド・メーカーに色々と要望が出る場合があります。丈の長さを少し長く、短く、などなど。この意見によって製作ラインを変更するケースもでてきます。まさに、意見交換会ですね。
この展示会では、その場で製品の購入をするバイヤーが多いので、サンプル品も全アイテム一定量は準備して臨みます。このサンプルが展示会で売却できずに残ってしまうことがあるんですね。こうなってしまうと、この売れ残りのサンプルは、毎シーズン溜まっていきます。自社倉庫にサンプル品のダンボール箱がシーズンごとに増えていってしまって…なんて、実はよく聞くお話です。
今回はアパレルメーカー様の体験談をご紹介します。
『展示会後のサンプルを買取してもらえますか?』と連絡をいただきました。
弊社買取担当の高橋が詳しくお話を伺いました。
まず、サンプル品の買取をそもそも受けてもらえるのかを心配されていましたので、もちろん大丈夫ですとお答えしました。前述でもわかるように、展示会で使用しても、新品の服であることに違いはありませんので、買い取り対象です。
次に、過去3~10年間の展示会で使用したアイテムで、最新のものではないが、買取価格に影響がありますか?とご質問を受けました。
これは、お客様の懸念通り、買取価格に影響が出てまいります。やはり、アパレル製品は流行に左右されやすいので、過去のアイテムになればなるほど、お客様のご希望に添えないことが多くなってきます。逆に、最新アイテムのサンプル品であれば、お客様の希望価格での買取が可能です。
数量が少なくても、買取には問題ありませんので、展示会後のサンプルは早めに処分されるのをおすすめします。
今回は、買取価格を心配されていたので、まずサンプルの一箱分を在庫買取.jpに送っていただき見積をし、値段感覚を連絡しました。
このお見積りで納得いただけたので、アパレルの展示会のサンプル在庫全量を引き取りしました。30万円で1200点の買取でした。
お客様の声
展示会サンプルの在庫が毎シーズン増えていくので困っていました。古いアイテムなので、値段が付かないと思っていました。今回は、こちらが納得するまで相談にのっていただけて、本当に感謝しています。次回からは、展示会サンプルの在庫は早めに処分するように気を付けます。